この度、株式会社リブル(以下、当社)は、大分県中津市において、中津市役所、大分県漁業協同組合中津支店の協力のもと、地域内福祉施設との連携事業である「中津市水福連携事業」を開始いたしました。
本取り組みは、中津市内の福祉施設と連携し、”ひがた美人”に代表されるシングルシード牡蠣養殖を中心に、①就労機会の拡大、②水産業の担い手創出、③地域水産業の活性化に寄与することを目的としております。
- 連携の概要
- 連携内容:シングルシード牡蠣養殖カゴの製作
- 開始時期:令和6年8月1日
- 連携事業者:社会福祉法人ややま福祉会 ややま園/社会福祉法人みどり会 フロンティアなかつ/ワークセンターシャローム/社会福祉法人真珠園
- 連携の背景と目的
当社では、中津干潟での牡蠣養殖の拡大取り組みの中で、潮汐に左右される海上作業を優先しなければならない状況の中、養殖漁具の製作に割く時間を捻出できない課題を抱えておりました。そんな中、この度の福祉施設との連携によって、当社の課題解決のみならず、施設の就労機会創出に寄与することができると判断し、今回の取り組みに至りました。
- 関係事業者の声
- 大分県漁業協同組合中津支店 田中 浩二 運営委員長
「昨年度末より法人准組合員として加入した株式会社リブルの地域連携の一歩目として大変良い取り組みだと思い、漁協としても応援させていただいております。水産業は、単に水産物を獲る・育てるだけでなく、地域の人々と海を繋ぐ大切な役割を担っています。福祉との連携により、より多くの方々に中津の海との繋がりが広がり、中津の水産業発展に繋がると期待しています。」
- 今後の展望
今回の連携を機に、中津地域を中心とした福祉施設との連携をさらに深め、地域の水産業の持続可能な発展を目指してまいります。今年度は更に5,000個の漁具製作における連携を予定しております。また、今後は漁具製作に留まらず、養殖作業における恒常的な連携可能性を、事業所ともに模索していく所存です。
- 会社概要
社名 :株式会社リブル
代表者:代表取締役 早川 尚吾/岩本 健輔
所在地:徳島県海部郡海陽町宍喰浦字那佐337-55
設立 :2018年5月
事業内容:当社は牡蠣養殖から日本の水産業の改革に取り組む水産ベンチャーです。 創業期より自社漁場を持って養殖に取り組んできたことから、養殖事業者目線でのニーズを熟知しており、種苗生産から 成品生産販売・スマート漁業化(養殖技術の見える化や省力化、効率化)まで一気通貫で取り組む、国内でも稀有な水産事業体です。
Note:https://note.com/reblue_note
<表彰歴>
2022年度 第9回ディスカバー農山漁村の宝 スマート水産業賞
2023年度 MCPCアワード グランプリ、最優秀賞