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シングルシードについてsingle-seed

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なぜシングルシード

海が綺麗すぎるが故に牡蠣の餌となるプランクトンが少なく、日本の従来の養殖方法では生産がうまくいかない、とされてきた地域ですが同じ様に海が綺麗なオーストラリアでは素晴らしい牡蠣が養殖されています。そこでオーストラリアのやり方をこちらでも取り入れたところ見事に養殖に成功。それこそがこのシングルシード生産方式でした。実際にオーストラリアでこの方式を取り入れている一大産地の企業にも弊社の成品の完成度を毎年チェックしてもらい、お墨付きを頂いています。
それ以外にも、
・正確な個数管理が可能=生産計画や出荷計画、在庫管理など工業的な管理ができる
・牡蠣の個体差に合わせた生産方法や生産期間の設定が可能=品質や大きさの安定に繋がる
・育成中も手を加える事ができる=歩留り向上などの改善が可能
など自然の力を借りながらも養殖ならではの数字的管理や人の手による改善を実現する事に役立っています。

シングルシード生産方式とは

現在日本で9割以上の割合で、垂下養殖と呼ばれるイカダなどから牡蠣を吊り下げて養殖する方法が取られています。

我々が採用しているシングルシード生産方式と呼ばれる生産方法は日本ではマイナー手法ながら、オーストラリアなどでは当たり前となっている生産方法です。
イカダなどから牡蠣を吊り下げるのではなく、海に設置したポールの間をワイヤーで繋ぎ、そこにバスケットを取り付け、その中に牡蠣を入れて養殖生産をします。

また、シングルシードという名前の由来になっている通り、シングル=ひとつひとつ(バラバラ)、シード=種、種をホタテ盤などに付着させず一個ずつバラバラの状態で始めから育てていきます。

このやり方は、海の干満を利用して牡蠣が海水中に入っている時間、海の上に干出する時間を交互に作り出し、本来の牡蠣が生活している環境に近い環境を作り出すことができます。それによって牡蠣の個体として強く、またフジツボや地ガキ(野生の牡蠣)といった不要物の付着も抑制することが出来るため牡蠣殻をきれいに保つことができます。
生産期間中、人の手で大きさ選別をしたり、バスケットの位置を変更したりと通常の生産よりも手間が係る部分もありますが、水揚げの際にきれいな状態の牡蠣殻であることから殻清掃などにかける時間が圧倒的に少なく牡蠣を弱らせる心配がありません。また匂いの原因になるヘドロの付着を防止し、ウイルスなどの温床を作り出さないことで、殻だけでなく身の品質的にも安心な生食用牡蠣を養殖しています。
生食用牡蠣を生産する我々だからこそ牡蠣殻の形状や綺麗さにもこだわっています。それを可能にするのがこのシングルシード生産方式なのです。
そして何よりもちろん、食べた時に感動を生むような、身入りが良く、濃厚ながらあっさりと食べることの出来るおいしい牡蠣を皆様にお届けすることを使命にこのシングルシード生産方式で日々確かなものを作り続けて参ります。